一途な副社長は寵愛する彼女に愛を注ぐ

そして、なんと純平さんの秘書の涼太さん。

あの、挙式の後に出会った彼女と、ついに婚約したらしい。

麗から、大興奮で連絡が来た。
麗が、喜んでる。
ははは！

今日は、涼太さんの婚約者である栄麻ちゃんと麗と私で仁さんの店で女子会をする。

ヤバい！！
こんな時間じゃん！！

急がなきゃ！！

タブレットで仕事しながら準備してたら、思いの外、時間が経ってしまっていた。

バタバタと家を出る。

ヤバい！！

すると、クラクションの音と共に、見覚えのある黒のBMWがスーっと止まった。

「ヒカリ！」

「塁さん！！ナイスタイミング！！ちょっと、送ってってください！！」

私は返事も聞かずに助手席に乗り込んだ。