俺ノ記憶
俺の名前はアキト。吸血鬼だ。
高3になる学年1位のトップの男。
俺には誰にも逆らえない。
もし、逆らったら…〝死〟が待っている。
〝死〟って、言っても快楽の方。
俺、吸血鬼だからさ。
でも、怖がって誰も近寄らないんだよね。
それはそれで、良いんだが…つまらなくねぇ?
ま、いいけど。
そんで俺は今学校の図書館を占領している。
誰も怒らない。
むしろ、目をハートにしてくる連中がいるからそれもそれでめんどくさい。
それを、楽しんでいる俺がいるけどさ。
今日も、図書館で日向(ひなた)ぼっこかな。
「あのー、すみません」
「あ''?」
「ここは、皆が使う場所だから…そのー…」
「はぁ?俺に口答えすんの?いい度胸してんな。で?どうすんの?出ていくことは出来るがただではない。そーだな…俺の彼女になれ」
はぁ?!俺、何言っちゃってるの。
信じられないんですけど…
自分でツッコミを入れる。
「…え?」
ほらー、困ってるんじゃんか。
「さぁ、どおする?今、お前の手にかかてるの。分かってるよね?」
「サアラやめときなって。相手は、…」
「分かりました、彼女になります」
「そうか、ならどいてやろう」
〝分かりました〟って、おい。そこは、断れよ。
あーぁ、めんどーになっちまったわ。
この先…どうすんだよ。俺。
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