高校生と大学生
 そこで私はすごくタイプの人を見つけた。

 片耳にかかった茶色と黒が混ざったようなサラサラの髪。
 袋を渡す際に見えた、細くごつごつとした血管の通った腕と手。

 まさに私の理想そのものだった。

 私は、ストロベリーフラペチーノと、買うはずではなかった、美味しそうなストロベリードーナツの写真を撮り、ストーリーにあげた。「カフェのお兄さんかっこよすぎた!」と書いて。

 そこから3日くらいはそのお兄さんのことを考えていたけれど、学生なのもあって、テスト勉強と部活が忙しくてすっかり忘れてしまった。
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