最強総長さまは元執事
♡♡♡


「今日はほんとに楽しかったわ。付き合ってくれてありがとう、流星。」

「いえ、当然のことです。私にとっても楽しい時間でした。私の方こそ感謝申し上げるべきです。」

「それならよかった。それより、最後の喫茶店、なかなかに良かったわね。またいつか行きたいわ。……また、着いてきてくれる?」

「喜んで。」

「ふふっ、ありがとう。」


こうして2人で出かけたのは何年ぶりだろうか。


もう永遠に会えない……いや、逢ってはいけないと、そう思っていた。

だからこそ、この平和な日常がたまらなく尊いのだ。



「……ねぇ、流星。」

「はい、なんでしょう?」


———ありがとう、そして………ごめんね。


「愛華様……?どうかなさいましたか?」

「……いえ、なんでもないわ。」


あなたは私が護る。


………もう二度と、傷つけないために。



なんて、思いながら。


ただ結局私は、もう自分自身が傷つきたくないだけなのかもしれない。

……本当に、自己中で、ズルい女だ。



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