最強総長さまは元執事

「愛華様?」

「っああ、大丈夫、なんでもない。それより、流星は総長でしょ?行かないとダメじゃない?」

「……問題ありません。私が愛華様の側を離れるなどあってはならないですし、ありえませんので。」

なんなの、その間は。怪しすぎるでしょ。

……その、側にいてくれるのは、嬉しいけど…。

やっぱり、流星は行かないとじゃない?
でも、すんなりと承諾してくれそうにないな……、

あ、


「私、その暴走見てみたい。」

「ですが……」

「流星もバイクで走るの?」

「まあ、今まではそうでしたけど……」

「すごい……!私ずっとバイク乗ってる人ってカッコいいなって思ってたの。」

「………」

「流星がバイク乗ってるところ、見たいわ。」

最後にダメ押しで一言、流星の目を見つめて言うと、流星が折れたのがわかった。


「……分かりました、私も暴走に参加します。ですが、愛華様をお一人にさせるわけにはいきません。愛華様も一緒に来てください。」

「私も?」

「そうです。といってもバイクではなく、車に乗ってもらいます。信頼できる者に運転させますので。」

……これに頷かないと前言撤回されそうな気がする。

断れないじゃない。


「しょうがないわね…」

「ありがとうございます。」

同性でも見惚れてしまうような眩しい笑顔で頷く流星。

ほんと、いい性格してるよねーー。

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