最強総長さまは元執事
『——もう用は済んだ。帰る。』
は? もう帰るのか……??
だから座らなかったってことか? てっきり花園がいるから座るタイミングを逃しただけかと……。
『了解、気をつけてね。花園さんも、またね。』
優真の平然とした声にハッと我にかえった。
なんでお前はこんなに冷静なんだよ……。適応力やばすぎるだろ………。
『っまたね、2人とも!』
『また今度な〜、お二人さん!』
『………。』
慌てたように声をかける葵も、どうやらオレと同じく驚いていたようだ。
湊はなにも言わなかった。たしかに湊は無口だが、総長である流星には「……じゃあな。」とかくらいの一言は言うんだけどな。湊も表情に出てなかっただけで、驚いていたのかもしれない。知らんが。
『ああ。』
『どーも。』
すごいな、2人とも湊レベルに無口だ。
というか性格似すぎじゃね……?
そうして、流星と花園はさっさとドアから出ていった。


