本日、初恋の幼なじみと初夜を迎えます。~国際弁護士は滾る熱情で生真面目妻を陥落させる~
「きゃっ」
思わず首にしがみつくと、周囲からどよめきの声と拍手が湧いた。彼は私を見てにこりと微笑む。
「二度目の初夜だな」
「しょっ!」
「なんでもしてくれるんだよな、奥さん」
「うぅっ……」
言葉に詰まった私の額にチュッとキスを落とすと、彼は私を横抱きにしたまま歩きだした。はやし立てる人々の間を堂々と進んでいく。
赤くなった顔を彼の胸にうずめながら、さっきの自分を呪っても後の祭りだ。
けれどさすがにこのまま手も足も出せないのは悔しすぎる。私にだって、十年間国内外のつわもの達を相手にしてきたという自負がある。
「じゃあ、私のお願いも聞いてくれる?」
上目使いに尋ねると、彼がにこりと余裕の笑みを見せた。
「ああ、もちろん。俺に叶えられることなら」
ゴクッと小さくつばを飲み込み、彼の肩に手を置いて耳元に唇を寄せる。
「圭吾の赤ちゃんが欲しい」
形のいいアーモンドアイが見る見る開かれた。
『しばらくはふたりの時間を楽しもう』と言われたときは、別にそれでいいかとうなずいたけれど、気持ちが通じ合って以降『彼の子を授かりたい』という思いが日増しに強くなっていた。
彼はイエスともノーも言わず黙っているが、耳は赤く染まり、足の回転はこれ以上ないくらいに速い。
これからバラの花びらが散りばめられたあのベッドの上で、身も心も溶け合うような濃密な愛を交わすだろう。考えただけで体が燃えるように熱くなる。
あの夜の続きは、きっとここからなのだ。
【Fin.】
思わず首にしがみつくと、周囲からどよめきの声と拍手が湧いた。彼は私を見てにこりと微笑む。
「二度目の初夜だな」
「しょっ!」
「なんでもしてくれるんだよな、奥さん」
「うぅっ……」
言葉に詰まった私の額にチュッとキスを落とすと、彼は私を横抱きにしたまま歩きだした。はやし立てる人々の間を堂々と進んでいく。
赤くなった顔を彼の胸にうずめながら、さっきの自分を呪っても後の祭りだ。
けれどさすがにこのまま手も足も出せないのは悔しすぎる。私にだって、十年間国内外のつわもの達を相手にしてきたという自負がある。
「じゃあ、私のお願いも聞いてくれる?」
上目使いに尋ねると、彼がにこりと余裕の笑みを見せた。
「ああ、もちろん。俺に叶えられることなら」
ゴクッと小さくつばを飲み込み、彼の肩に手を置いて耳元に唇を寄せる。
「圭吾の赤ちゃんが欲しい」
形のいいアーモンドアイが見る見る開かれた。
『しばらくはふたりの時間を楽しもう』と言われたときは、別にそれでいいかとうなずいたけれど、気持ちが通じ合って以降『彼の子を授かりたい』という思いが日増しに強くなっていた。
彼はイエスともノーも言わず黙っているが、耳は赤く染まり、足の回転はこれ以上ないくらいに速い。
これからバラの花びらが散りばめられたあのベッドの上で、身も心も溶け合うような濃密な愛を交わすだろう。考えただけで体が燃えるように熱くなる。
あの夜の続きは、きっとここからなのだ。
【Fin.】


