塩系男子のステルス溺愛 クールで無愛想な義兄が、なぜか私にだけ甘すぎる件

 ──いつもおどおど下向いてるイメージあったけど、大分マシになってたな。

 服装もだけど、態度も以前ほど卑屈さがオープンになってないというか。それにかわいくなってた気がする。

 自分が世話してた野良犬が、よその家で飼われて小綺麗になってたようななんとも言えない感じがする。

「なに、たすく。なに一年生に絡んでんの? あ、この前居酒屋でいた子じゃん」

 一緒に食堂についてきたマモルに訊ねられる。

「ひなちゃんに伝えておきますね」

 ハルはペコリと頭を下げて去っていった。 
< 116 / 311 >

この作品をシェア

pagetop