塩系男子のステルス溺愛 クールで無愛想な義兄が、なぜか私にだけ甘すぎる件
ハル君とカップルだと誤解している人もいるらしいが、聞かれれば否定するけれど、勝手にそう思われているぶんにはどうしようもないし、特に気にしていない。
そういえばたすくにも一度聞かれた気がする。
「恋はいいよ……。世界が華やいで見える」
「へぇ~」
うっとりと呟くハル君の言葉に間抜けな声を出してしまった。
そんな華やいだキラキラした日々を送っていたはずのハル君だったが、一か月ほど経つと、なんだか暗い顔をするようになった。
「なんかやせた?」
「うん」
「ちゃんと食べてる?」
「食欲がなくって」
「実は例の人と別れたんだ」
「えっ」