塩系男子のステルス溺愛 クールで無愛想な義兄が、なぜか私にだけ甘すぎる件
☆父息子会話

 ひなたが寝てしまったあと、親父と久々に話した。

 親父は医師家系だが、たすくに医師になるように言ったことはない。基本的に本人も自由主義者だし、たすくのすることを否定したことはない。

「しかし、まさか東京で再会するとはね。ドラマみたいだ」

 父親は常に鷹揚だから、反対するとは思わなかったが、やはりいざ身内に知られると少し気まずいというか恥ずかしい。

「ヒナは危なっかしいから、俺がついてないと」
「まぁそれもあるけど、たすく君のほうも、ひなたちゃんに支えられてるんじゃないかな。ひなたちゃんが、出ていくと決まった時見たことないくらい動揺してたから」
「あの頃は別に……」
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