塩系男子のステルス溺愛 クールで無愛想な義兄が、なぜか私にだけ甘すぎる件
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帰りの飛行機の中では、ひなたとずっと手を繋いでいた。東京ではデートもしたことがないことに今さら気づいて、一緒に出掛けるのも悪くないなと思い始めていた。
「コウシャク、元気になりそうでよかった」
「うん。あいつにはずっと生きててほしい」
「あのさ……おじさんに言ってたこと、ほんと?」
「なんの話だよ」
「私とたすく君、つ、付き合ってるの……?」
「てかお前、そう思ってなかったのかよ」
いまだにたすくを恋人と認めないひなたに呆れてしまった。毎晩キスして一緒に寝て暮らしてるというのに。