塩系男子のステルス溺愛 クールで無愛想な義兄が、なぜか私にだけ甘すぎる件
ミカは取り巻きがひなたのことを悪く言うのを無言で聞いていた。
たすくに彼女ができたと知り、相手の子を見に行った。研究室を覗くと彼女は寝不足なのかぼさぼさ頭で安っぽい服を着て、むさくるしい男子たちと、ロボットの動きを確認していた。
別の男子と抱き合っていたと聞き、我慢しきれずひなたに話しかけた。
たすくが選んだなら仕方がないという想いは完全に吹き飛んだ。
ミカの祖父は一部上場企業の社長で、父親は東大卒の役員。母は元女優だった。父の頭脳と母の美貌を受け付いたミカは、物心ついた頃から自分の恵まれた環境を理解し、それにふさわしい振る舞いをするよう必死に努力してきた。