塩系男子のステルス溺愛 クールで無愛想な義兄が、なぜか私にだけ甘すぎる件
ペコリと申し訳程度に頭を下げると、冷蔵庫にあったコーラを一気飲みして、自分の部屋に去っていこうとするとおじさんが止めた。
「これ、新しいお母さんと妹だよ。ちゃんと挨拶なさい」
「親父の妻と娘にはなっても、俺の母親や妹ではないよ。高校卒業したら出ていくから、再婚は好きにして」
かなえの頭から足先までさっと眺める瞳には、はっきり拒絶の意思が宿っていた。ひなたの存在には目もくれない。
想像通り、ひなた達を歓迎していない。
そっけなく言ってすぐに階段を上がっていった。犬がそのあとを忠実についていく。
自分には関係ないから好きにしたらいい。つまり関わるな。そういうことだろう。
「すまないね。昔から自立心が強くて。再婚自体は賛成してくれてるんだ。ただ自分は関係がないというスタンスでね」
「難しい年ごろですものね」