前世恋人だった副社長が、甘すぎる

この日私は、怜士さんと今までのことをたくさん話した。

前世の記憶のこと、今世どんな人生を辿ってきたかということ。

寄り添って、時々キスをしたり身体を寄せ合ったりして。

冷めてしまったルームサービスの夕食を食べ、東京の夜景を眺めながら。

話すたびに怜士さんが愛しく思い、こうやって二人でいられることの幸せを噛み締めた。

長い間引き裂かれた私たちは、ようやく新しい愛を育み始めている。

今度の愛は、より刺激的で甘いものになりそうだ。



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