瞳の涙

瞳の涙

海の中を歩いた。




ただ、まっすぐ、まっすぐ、まっすぐ・・・・・・、



ボクの中に、瞳が詰まってたの?





こぼれた涙は、瞳でできていた!





このつり目の瞳は、じいちゃんの笑顔・・・・・・、





そして、こっちの丸くって、いつも驚いてる目は、



幼なじみの今日太(きょうた)君。





この垂れていて、いつも優しい目は、初恋の未結(みゆ)ちゃん。





みんな、昨年の地震で死んだ・・・・・・、




大切な人。







「ボクが、生きなきゃ、」







ボクが、ここにいる。




ボクが、いる。







ボクは、ボクを抱きしめた。




何度だってっ




何度だって、







何度だって!




何度だって・・・・・・、



















おわり💧
< 1 / 1 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:6

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

明るいだけの話し
しがさ/著

総文字数/3,108

ノンフィクション・実話4ページ

ペンネーム私らしいペンネームに戻します。
しがさ/著

総文字数/494

ノンフィクション・実話1ページ

しがさ日記を今まで読んで下さった方へ
しがさ/著

総文字数/1,016

ノンフィクション・実話1ページ

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop