どちらとの恋を選びますか?【後編】~元彼御曹司のとろ甘愛に溶かされて
 ふと前を見ると、座って川を見つめている咲羅がいた。
 悲しそうな顔…どんな気持ちでここに来たのかと思うと、胸が張り裂けそうだ。

 「咲羅…懐かしいね、この場所」
 その声に気づいて、咲羅が振り向いた。

 「陽…どうして…今日はお見合いの相手の方が…」
 「行くわけないだろ…今日は、2人一緒にサボりだな」
 咲羅の隣に座ると、咲羅はまた、川の方へ目を向けた。

 「俺が言えることじゃないけど、勝手に出て行くなよ」
 「やっぱり、陽とは結ばれない仲なんだね」
 「違うだろ?何があっても、惹かれ合う絆で結ばれているんだ」

 咲羅を抱き寄せて、
 「俺はもう、咲羅をこの手から離さないって決めたんだ」
 「陽は…会社を守らないと」
 「俺は自分の力で会社を守る。それには、心から愛する咲羅が傍にいないと、ダメなんだ」
 「私のことで、陽に負担を掛けたくないの」
 「もう咲羅は、俺の体の一部なんだよ」
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