素直になれる、魔法の日に。
って、思ってたのに…

"あれー、何か今日変だね?葉月とゆり"

学校でも、全然話しかけてこない。というか、避けられているような…

"うん、何か、しばらくは一緒に学校行けないって言われちゃって"

やっぱりゆきも驚いたよう。

"えー?!なんでなんで?!何かあったの?!"

"あ、あははーそれが…"

私は昨日の事をゆきに話した。

"はぁー、あんた何やってんの!"

ゆきは呆れたようにため息をついた。

やっぱ、そうですよね…

私が馬鹿でした…

"でも、葉月相当ダメージくらってるみたいだね"

や、やっぱそうだよね?!

"自分のせいでゆりが傷付いちゃったから、もうこれ以上傷付けないために、距離を置いているみたい"

で、でも…

"ちょっと、葉月真剣に捉えすぎ、じゃない…?"

だって…

"いつも私なんかどうでもよさそうなのに"

"うーん"

ゆきはしばらく考えてから、こう言った。

"私は葉月じゃないからわかんない、けどさ"

"もしかしたら、実はあいつゆりのこと凄く大事に思ってるのかもね"

私を、大事に…?

"とんでもなくツンデレ、というか、不器用、みたいな"

ツンデレ…不器用…

"照れ隠ししてるんじゃ"

"いや、葉月に限ってそんなこと…"

その時、またあの時の言葉が頭に浮かんだ。

""別に変わろうとしなくていいのに""

どういう意味で言ったのかはわからない。

でも…

葉月が何か考えてるなら、ちゃんと知りたい…!

"ちょっと葉月と話してくる!"

ちゃんと話さないと…!

このままぎこちないのも嫌だし…

"葉月!"

男子達と話している葉月のもとへと歩いていった。

"昨日は助けてくれてありがと、あの…昨日言ってたよね、私は変わろうとしなくていいって。あれ、どういう意味?"

"あと、何で一緒に学校行ってくれないのかなって…"

一続きに言ってしまった。

葉月はちゃんと答えてくれた。けど、期待していた答えとは全然違っていた。

"別に、何でもないから"

何か、ちょっと怒ってるみたいで…

目も合わせてくれないし。

どうしてこうなっちゃったの…?

わかんないよ。

葉月は何を考えているんだろう。
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