四季くんの溺愛がいくらなんでも甘すぎる!
「お前らくらいのガキってそんなに貞操観念ゆるいっけ?」

「いやそもそもお前が邪魔してんだろ。嫌なら帰れ」

二人の言い合いを聞きながら、
四季くんは普段、私にやわらかい口調だけど、
海斗さんには強い口調なんだなって思った。

本当に兄弟を見ているみたいで微笑ましい。

「ムリですー。おじさん達、帰れないからってお前の世話も頼まれてるんですー」

「もう世話してもらう年齢じゃないよ。大丈夫だから」

「だーめ。お前の面倒見る約束で書斎借りてんだから」

「えっと、四季くん。私はそろそろ帰るね」

「え、泊まっていきなよ」

「それはできないよ。ご両親に無断でお泊まりなんて失礼だもん」

「へー。シュリちゃんはちゃんとしてるんだね。でも大丈夫だよ。四季も俺と二人じゃつまんないだろうからさ。泊まっていきなよ」

「いやいや、明日も学校ですし。なんの用意もしてないし。帰ります」

ソファの下に置いていた鞄を取って、私はリビングを出た。

四季くんが「送ってく!」って、慌てて靴を履いた。
< 28 / 233 >

この作品をシェア

pagetop