きみのいちばん!
珍しく風邪を引いた。

考えすぎたせいだろう。

里花と心とちゃんと話せるだろうか。

すっごく不安だ。





翌日

「おはよ〜」

「かなちゃん!おはよー!元気になった??」

やっぱり里花が話しかけてきた。

いつも通りに話せそうで安心した。

やっぱ私は心のことなんとも思ってないんだな!うん!

でもなぁ〜。なんか気まずいし、、、。

「かなちゃん、どうしたの?」

「えっ?」

どうやら里花の顔を見つめすぎたようだ。

「あー、ぼけっとしてたみたい!」

「もー、病み上がりなんだから、無理しないでよ!」

絶対心配してないだろうな。

めっちゃ棒読みだもん。

「おっ、かなじゃん!元気か?」

心だ!

やばい、今顔合わせたくないのに!

「あ、心くんおはよぉ〜!かなちゃんは元気だよ〜!」

わかりやすっ!

なんで心は気付かないんだ?

「伊藤さんに聞いてないんだけど。」

冷たっ!

里花、だいじょう、、、ぶじゃないね。

明らかに私を睨んでる。

そりゃそうだ。

「あっ、私は元気!
 ちょっと提出物先生に出してくるね!」

よし!

逃走成功!

とりあえずトイレだ!!




心、里花のことなんとも思ってないんだろうな。

名字呼びだし、冷たいし。

ちょっとホッとした。

、、、え?

なんでホッとすんの?

あー、もう!

気のせい!!!




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