この青く澄んだ世界は希望の酸素で満ちている

救いの声




「どうしよう、これから」


 家を飛び出し。
 経った、五分くらい。


 行く、どこかに。
 そういうあてもなく。
 来た、とりあえず。
 家から一番近い公園に。







 そのとき。
 鳴った、受信音が。



 確認する、メッセージを。

 お母さんからだった。


 そして。
 送られてくる、続けて。
 メッセージは。





 メッセージの内容。


 心配してくれている、私のことを。

 伝わってくる、ものすごく。
 そのことが。


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