狂愛〜虎を照らす月〜
そして、俺たちは目が飛び出るほど驚く。

「いやいや、女の動きじゃねぇだろこれ。」
陸が小さな声で呟く。


「俺より強くねぇか?」
朔は自信をなくしてしまったようだ。


「いや、さすがにそれはないだろ」
俺も答える。


「でも、相当強ぇよな。大会とか出てなかったのか?」
陸が言う。


「いや、何もそこら辺は聞いてない」

そんな事してれば、見事な回し蹴りを披露した。
おいおい。足だいぶ上がんな。

そして、女性ならではの流れるような動きとスピード感で次々と技を繰り広げている。

繁も相当強いしな。
じゃないと練習相手もつとまらないか。

しばらくして、一度水分補給を摂るようだ。

ついつい、中に入るのも忘れて俺たちは見惚れてしまっていた。
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