狂愛〜虎を照らす月〜
「俺はお揃いがいい」


深月がポッと顔を赤くした。
何だよかわいいな。
こいつの照れるスイッチはどこにあんだ?


「わかった」


納得した!?
何を付けられるのかもわかってないのに。


「お揃いだな」

陸も朔も付いてっけどな。

「ふふふ。なんか、面白いね。詰め物お揃いとか。でも、2人の秘密みたいでちょっとだけいい」

いいのかよ。
なんだそれ。
クククク。
これ、GPSだって言わない方が、夢があっていいやつか?


「そうだな。」
そう言って、チュっと頬にキスをした。


そして、俺を見送るためにちょこちょことついてくる。

かわいい。
いっつも思う。
行きたくねぇなぁって。


「んじゃ、行ってくる」


「いってらっしゃい」


そして、キスをして、玄関からでた。
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