君に、振り向いてほしいから
◼◼が……?

嘘、だよね?

「まぁ、そいつに話を聞かないと分からないが。デマかも知れないしな」

「その可能性は……無いかと。別に、◼◼さんを疑ってるわけではないです」

「でも、◼◼はLuciferの中でも上の方だぞ?」

波が取り乱したかのように柊くんを見つめた。

その時、扉が開き、◼◼が入ってきた。

「……悠真!お前なのか……?」

波が悲しそうに悠真に訪ねた。

悠真は小さく微笑むと、波の前に立った。

そういえば、悠真に計画話してたっけ?

話してないような……。

拓真は?

「別に、俺らだけじゃないやんな?」

拓真が開きっぱなしの扉から入ってきた。

拓真たちだけじゃない?

でも、普通に考えてそうだよね。

悠真たちには話してないんだから……。

「な、海?」

「……は?」

海?嘘だよね?

海を見ると、海はきょとんとした顔で僕たちを見た。

あれ?デタラメ?

まんまと騙されちゃった?バカみたい。

どこからか、笑い声が聞こえてきた。

「あっははは!はぁ〜、面白かったです」

「ほんと、演技が上手ですね、みなさん!」

「椿、樹!」

柊くんが嬉しそうに笑った。

知り合いかな?

月紀ちゃんと陽暉も不思議そうな表情をしている。

「知り合いか、柊?」

「はい。俺の三つ子の兄、椿と、三つ子の弟、樹です」

三つ子……?
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