【完】恋情を拗らせた幼なじみ社長は、訳アリ令嬢を執愛している。
「どうせ、別れろとかそういう手紙だよね?」
「う、うん。相応しくないとか、縛り付けるなとか……そういう典型的な文章」
「そうか、うん。君以外に相応しい人なんていないのにね……縛り付けてんのは俺なんだけど」
最後の方は小さくて聞こえなかったけど、彼は私の首元にキスを落とした。
「……っ……」
「俺は聡明な奥様と結婚出来て幸せだな」
「そ、そんなこと……家には極力人を入れたくなくて。碧くんと二人きりの空間なんだもん」
「はぁ……可愛い。そんな可愛いこと言って煽ってるの?」
そう碧くんは呟き熱っている目を向けると、そっと唇同士を重ねた。
「……今日もしよっか」
彼に横抱きされるまま、今日も彼の快楽に溺れるように夜は過ぎていった。
【完】


