【完】恋情を拗らせた幼なじみ社長は、訳アリ令嬢を執愛している。



 ホテルへは、家から一時間掛けて走り到着したのはラグジュアリーホテルとして有名なホテルKARAHASHIだった。

 ここは、昔から皇室や名家の方々が宿泊や食事に使うホテルとして有名なホテルで最近は一般の方向けでアフタヌーンティーもしていると聞いている。


「お父様、本当にここでやるの?」

「あぁ、ここの上層階にあるレストランでね。個室だと聞いているよ」

「そうなのね……」


 エレベーターに乗って上層階へと到着すると、レストランの入り口へ向かう。入り口にはウェイターさんが迎えてくれた。


「いらっしゃいませ、ご予約の宝月様でしょうか?」

「はい。宝月です」

「ありがとうございます。では、ご案内いたしますね……こちらへどうぞ」


 そう男性のウェイターさんから変わり女性の方に変わる。とてもスラッとしていてカッコいい女性だ。


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