妹に許婚を奪われたら、冷徹CEOに激愛を注がれました~入れ替え婚!?~
しばらくの時が経ち、彰史の今までと何も変わらぬ優しさに触れていれば、円香の不安はすぐに薄れていった。
彰史は未だ仕事に追われてはいるようだが、少しは時間に余裕のある日も生まれている。そんな日は二人でソファーに座って寄り添い、まったりと過ごすのが最近のお決まりになっている。
「何かいいことでもあったか? いつにも増して機嫌がいいだろ」
彰史に軽く寄りかかり、適当に絵を描いて遊んでいたら、円香の機嫌のよさを彰史が目ざとく察知してくる。
「彰史さんにはすぐにばれてしまいますね。ありましたよ。とてもいいこと」
「ん? 何があったんだ?」
眉を上げて円香に問うてくる彰史に対し、円香はにこにこと笑みを浮かべ、少し焦らしてから答える。
「実はですね、今日、初めて仕事の依頼をもらったんです。私宛てで」
「絵の?」
「はい。以前、イラスト制作の仕事を請け負ったときの依頼主の方からなんです。前回は募集されていたものに私が応募した形だったんですけど、今回は私に直接依頼してくださったんですよ!」
イラスト制作の募集というのは、仕事の売り買いができるWebサービス上で行われていたものだ。円香は数か月前からそのサービスを利用しており、時間の許す範囲でイラスト制作の仕事を行っている。
元々円香には在学中に何か仕事をするという考えはなかったのだが、こういうもので実績を積んでおくのもいいのではないか、と彰史からそのサービスを紹介され、確かに今の円香にはいい経験になるだろうと円香はその案に乗ったのだ。
これまでは募集されている仕事の中から、都度自分に合うものを選んで応募していたのだが、今回は円香ご指名の仕事である。しかも、以前に仕事をした相手からの依頼とあって、喜びもひとしおだ。
円香が満面の笑みを浮かべて、自慢げに報告すれば、彰史も嬉しそうに微笑んでくれる。
彰史は未だ仕事に追われてはいるようだが、少しは時間に余裕のある日も生まれている。そんな日は二人でソファーに座って寄り添い、まったりと過ごすのが最近のお決まりになっている。
「何かいいことでもあったか? いつにも増して機嫌がいいだろ」
彰史に軽く寄りかかり、適当に絵を描いて遊んでいたら、円香の機嫌のよさを彰史が目ざとく察知してくる。
「彰史さんにはすぐにばれてしまいますね。ありましたよ。とてもいいこと」
「ん? 何があったんだ?」
眉を上げて円香に問うてくる彰史に対し、円香はにこにこと笑みを浮かべ、少し焦らしてから答える。
「実はですね、今日、初めて仕事の依頼をもらったんです。私宛てで」
「絵の?」
「はい。以前、イラスト制作の仕事を請け負ったときの依頼主の方からなんです。前回は募集されていたものに私が応募した形だったんですけど、今回は私に直接依頼してくださったんですよ!」
イラスト制作の募集というのは、仕事の売り買いができるWebサービス上で行われていたものだ。円香は数か月前からそのサービスを利用しており、時間の許す範囲でイラスト制作の仕事を行っている。
元々円香には在学中に何か仕事をするという考えはなかったのだが、こういうもので実績を積んでおくのもいいのではないか、と彰史からそのサービスを紹介され、確かに今の円香にはいい経験になるだろうと円香はその案に乗ったのだ。
これまでは募集されている仕事の中から、都度自分に合うものを選んで応募していたのだが、今回は円香ご指名の仕事である。しかも、以前に仕事をした相手からの依頼とあって、喜びもひとしおだ。
円香が満面の笑みを浮かべて、自慢げに報告すれば、彰史も嬉しそうに微笑んでくれる。