妹に許婚を奪われたら、冷徹CEOに激愛を注がれました~入れ替え婚!?~
「円香」
頬に触れていた手を取られ、軽く手の甲に口づけられる。その流れのまま、手は下ろされるが、それを残念に思う間もなく、きれいなバラの花束が円香の視界を埋め尽くす。
「君と一生涯、夫婦でいたい。どうか受け取ってくれ」
二人が入籍してもうすぐ一年。まさかこんなことをしてもらえる日が来るとは思っていなかった。
きっとこれはけじめなのだろう。二人で新しい関係をスタートするための、愛し合う夫婦として生きていくための、決意表明に違いない。
円香はそれに応えるべく、「はいっ」と大きく頷き、その花束を受け取る。
花束が彰史から円香へと渡れば、次に円香の前に現れたのは小さな箱。彰史はその箱の中から美しく輝く指輪を取り出し、円香の左手薬指にはめていく。
「入籍が早くて、婚約指輪は贈る間もなかったからな。これはその代わりだ。結婚指輪と重ね付けしやすいデザインのものを選んだから、これも着けてくれると嬉しい。俺が君を愛していることの証だから」
「っ、ありがとう、彰史さんっ。ありがとうございます」
嬉しくて、嬉しくて、涙が滝のように流れだす。
「君は本当によく泣くな」
いつものように彰史が涙を拭ってくれるが、次から次に溢れてくるから、いくら拭っても追いつかない。
「彰史さんにだけっ。彰史さんがいつも私の心の奥深くまで入ってくるから」
「ふっ、そうか。だったら、もっと奥深くに入り込もうか」
彰史は円香の頬を両手で包むと顔をグッと近づけ、優しい声音で囁く。
頬に触れていた手を取られ、軽く手の甲に口づけられる。その流れのまま、手は下ろされるが、それを残念に思う間もなく、きれいなバラの花束が円香の視界を埋め尽くす。
「君と一生涯、夫婦でいたい。どうか受け取ってくれ」
二人が入籍してもうすぐ一年。まさかこんなことをしてもらえる日が来るとは思っていなかった。
きっとこれはけじめなのだろう。二人で新しい関係をスタートするための、愛し合う夫婦として生きていくための、決意表明に違いない。
円香はそれに応えるべく、「はいっ」と大きく頷き、その花束を受け取る。
花束が彰史から円香へと渡れば、次に円香の前に現れたのは小さな箱。彰史はその箱の中から美しく輝く指輪を取り出し、円香の左手薬指にはめていく。
「入籍が早くて、婚約指輪は贈る間もなかったからな。これはその代わりだ。結婚指輪と重ね付けしやすいデザインのものを選んだから、これも着けてくれると嬉しい。俺が君を愛していることの証だから」
「っ、ありがとう、彰史さんっ。ありがとうございます」
嬉しくて、嬉しくて、涙が滝のように流れだす。
「君は本当によく泣くな」
いつものように彰史が涙を拭ってくれるが、次から次に溢れてくるから、いくら拭っても追いつかない。
「彰史さんにだけっ。彰史さんがいつも私の心の奥深くまで入ってくるから」
「ふっ、そうか。だったら、もっと奥深くに入り込もうか」
彰史は円香の頬を両手で包むと顔をグッと近づけ、優しい声音で囁く。