「役立たず」と死の森に追放された私、最強竜騎士に拾われる~溺愛されて聖女の力が開花しました~
 ジークハルトにも『いくらなんでもやりすぎだ』と言われたが、少量でも絶大な効果を発揮する薬のおかげで、竜騎士団の金庫にはかなり余裕ができた。

 余裕ができすぎて逆に予算を減らされかねない状況にまで発展したため、ジークハルトによって騎士たち以外にも薬を卸した結果が、メイドたちのこの反応らしい。

「あの時はごめんなさい。メイド長の言うこと、信じちゃった」

「ほんとはいろいろ仕事してたし、手伝いたかったんだけど……。ほら、みんなの目があるから」

「あ、そうやって自分だけいい子ちゃんぶって」

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