「役立たず」と死の森に追放された私、最強竜騎士に拾われる~溺愛されて聖女の力が開花しました~
「私だけならなにが起きてもかまいません。でも、あなたに害が及ぶことだけは避けたい」
そう言ってエレオノールは握っていたジークハルトの手を解き、ドレスを軽くつまんで階段をゆったりと上がった。
(どうか、追いかけてこないで)
今を乗り切るためには、ジークハルトに冷静でいてもらわねばならない。
心の中で願いながらも、エレオノールは強い怒りに胸の内を焼かれる思いだった。
(こんな卑怯な真似をしてまで、ジークを邪魔したいの? あなたたちとはかかわらないと、かかわりたくないと、皇子の身分を捨てようとまでしたのに――!)
そう言ってエレオノールは握っていたジークハルトの手を解き、ドレスを軽くつまんで階段をゆったりと上がった。
(どうか、追いかけてこないで)
今を乗り切るためには、ジークハルトに冷静でいてもらわねばならない。
心の中で願いながらも、エレオノールは強い怒りに胸の内を焼かれる思いだった。
(こんな卑怯な真似をしてまで、ジークを邪魔したいの? あなたたちとはかかわらないと、かかわりたくないと、皇子の身分を捨てようとまでしたのに――!)