出会った彼は

以前、コテージで会った時にもこの話をしてきていた雅くん。本当に、記憶力が良いな。


「あ、そう…ですね。はい。」

「やっぱりそうだったんだ~。でも涼太よかったね~、こんなにかわいい子と付き合えて。」

「あ、知ってたんですか?」

「知ってるも何も、名古屋公演の初日来てたでしょ?着替えに裏入ったら大騒ぎだったもん。」

「大騒ぎ?」


ちらっと涼太くんを見ると照れて顔が赤くなっている。

「俺の推しが来てる!って。」

雅くんがゲラゲラ笑ってそういうと、さらに顔を赤くする涼太くん。


「その話はいいだろ。」

「え、待って、聞きたい。」

「芽依ちゃん!」


私を止めようとする涼太くんを無視して話を続けてもらう。


「推し?みたいな。あなたを推してる人じゃなくて?って感じだったんだけど。メンバー内でも絶対お気に入りの子できたなって話してたから妙に辻褄合ってさ。」
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