出会った彼は

「ありがとう。気にしなくていいのに。」

「こちらこそ毎回ありがとう。」


2人でお菓子を食べながら話をする。


「そういえば芽依ちゃん、今日なんか食べたいものとかあった?寿司とオードブルは頼んでたんだけど。」

「特にないよ。お寿司大好き!」

「ならよかった。」


そう言った後、じーっと私を見つめる涼太くん。

「ん?なんかあった?」

「ううん。」

それでもまだ目を離さない涼太くん。


見つめ合っていると顔が近づいて


「――ん」

優しいキスが降ってくる。

少しずつ、深くなっていって。涼太くんが私の服に手を掛けたとき…。
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