出会った彼は
酔っているからか、いつもはかっこいい表情が多い涼太くんが甘々になっていてかわいいな。
「涼太くんが良いなら。変えますけど。」
と、いつも呼んでいる名前で呼んでみると
赤くした顔を手で隠す涼太くんがいた。
「いきなりそれはずるいって。反則でしょ。」
「え、本郷さんが言ったんじゃん。」
「やだ!苗字に戻らないで!」
子どもみたいな反応をする彼が可愛くて、つい意地悪をしたくなってしまう。
「ごめんなさい。涼太くんでいいのね?」
「うん!敬語もなおってて嬉しい。」
ニコニコふわふわ笑いながら涼太くんは満面の笑顔を見せた。
これこそ、勘違いする人は多そうだな。
そこからもしばらく、お互いの話をして時間を過ごした。
時間的にはそこまで長くも、短くもなかったけれどとても濃い時間だったと思う。