日常を返せ!
 例のわたしたちの個人情報が書かれているサイトが開いていたので、石井がちょっと引いたような顔を見せる。

「じゃあ、わたしたちは別の席で待ってるから、終わったら声かけて」

「わかった」

 あかねたちは羽間たちに話をすることもなく、少し離れた席に座ってスマホをいじり出した。

 わたしは空いている席に座り、皆に視線を向ける。

「それで俺たちに会いたいって言ってたけど、どうしたんだ?」

「うん。田山が殺されたことで、田山の言っていたことが真実味を帯びてきたなって」

「誰かがわたしたちを殺そうとしているってこと?」

「そう。自分で考えたんだけど、あのデスゲームを開催しようとした組織が、わたしたちを口封じで殺しているんじゃないかなって」

 わたしは昨日考えた事を話してみた。

 羽間と中川はわたしの話に納得しているが、植本は困った顔をし、石井に関してはわたしを睨んでいる。

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