日常を返せ!
「バイバーイ」

 四人はそう言うと、それぞれの方角へ帰っていく。

「田山はどっちなの?」

「わたし、ここからすぐだから」

 そう言って片手を振って帰っていき、わたしと羽間だけ残った。

「羽間はどこなの?」

「わたしは駅方面ですね」

「あ、わたしも同じ方向だから一緒に帰ろう」

 わたしの言葉に羽間は頷き、帰り道を歩く。

 それから途中で羽間とも別れ、わたしは自宅に帰宅した。
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