❤️お前に惚れた~極道の一途すぎる愛
(ひとみ、これ以上俺を庇うな、お前まで消されちまう)

「山城さん」

結城は山城が嘘を言っていることに気づいていた。

しかし、ひとみのことを思うと、許せなかった。

(山城、それならなんで姐さんを連れ去ったんだ)

結城は山城をこれでもかと殴りつけた。

「もう、やめて」

そこに我妻力也が姿を現した。

「力也さん」

ひとみは力也の元に駆け寄った。

「力也さん、山城さんは何も悪くないんです、私の意思でついていったんです」

ひとみは力也に縋って訴えた。

「ひとみ、どこもなんともないか」

「私は大丈夫です、山城さんを助けてください」

力也は山城から離れるように結城に指示をした。

「ひとみ、本当のことを聞かせてくれないか」

「本当のこと?」

「俺のことは愛してくれているのか」

「愛しています」

「山城のことはどうなんだ」

「山城さんのことも愛しています」

「そうか、でもお前は俺の妻だ、他の男に抱かれることは決して許されることではない」

「わかっています」

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