❤️お前に惚れた~極道の一途すぎる愛
ひとみは山城に縋って泣いた。

二人が見つけられるのも時間の問題だった。

その頃、戸部と連絡が取れなくなった圭子は、恐怖のあまり、息を潜めていた。

(戸部は消されたのかもしれない、私も……)

戸部は我妻組の地下に監禁されていた。

我妻組は本浜組お嬢も気になってはいたが、今は姐さんと山城の行方を探すのが先決だった。

病室で我妻は考えていた。

(ひとみ、俺はお前の望みは叶えてやれない、お前を手放せない、たとえお前が俺を裏切ったとしても、俺はお前を失いたくない)

そして、あっという間に山城とひとみは見つかった。

結城は山城を痛めつけた。

ひとみは必死になって訴えた。

「結城さん、やめてください、私は連れ去られんじゃなくて、私の意思で山城さんについていったんです」

山城はそんなひとみに対して言葉を発した。

「まだわかんねえのかよ、だから堅気のお嬢さんは騙されるんだ、いいか、
俺はお前を抱きたかっただけだ、我妻のカミさんを味見したかったんだよ、
いい加減わかれよ」

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