❤️お前に惚れた~極道の一途すぎる愛
山城はしどろもどろになっていた。

ドアがチェーンがかかったまま、少し開いた。

「くるみ」
「山城さん、ごめんなさい、今日は一人でいたいんです」

くるみはそう言って、ドアが閉まった。

(くるみ、くるみ)

山城はドアにもたれかかり、くるみの名前を呟いていた。

くるみは、ホテルの窓から外を見上げて、我妻の無事を願っていた。

(我妻さん、どうかご無事でいてください、そして、もう、私に関わらないで)

くるみの頬を涙が伝わった。

そこにくるみのスマホが鳴った。

『はい』

『先ほどはありがとうございました、我妻組の結城です』

その電話の相手は我妻組の結城だった。

『我妻さんはどんなご様子ですか』

『はい、いまだに眠り続けています』

『そうですか』

『若頭の命を守って頂き、ありがとうございました』

『いいえ、怪我をさせてしまい、申し訳ありませんでした、もう私に関わらないようにお伝えください』

『承知致しました』

そして、スマホは切れた。

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