❤️お前に惚れた~極道の一途すぎる愛
第六章 山城の純愛
くるみはホテルのロビーに飲み物を買うため、ドアを開けた。

そこには壁に座り込んでいる山城の姿があった。

「山城さん、こんなところで何をしているのですか」

くるみに揺り起こされて、山城は気がついた。

「くるみ、いつの間にか眠っていたんだな」
「部屋に入ってください」
くるみは山城を部屋に入るように促した。
山城は部屋に入ると、くるみを引き寄せ抱きしめた。

「山城さん?」

「くるみ、俺は気が狂いそうなくらい、お前を抱きたい」

「私との抱擁、そんなに満足して頂けてるのなら、まだ飽きてないってことですよね」

くるみは山城から身体を離そうとした。

山城はさらに強くくるみを抱きしめた。

「山城さん、どうされたのですか」

山城はじっとくるみを見つめた。

「お前が好きだ」

山城はくるみの頬を両手で押さえてキスを落とした。

頬と一緒に耳まで両手で押さえられて、くるみには山城の愛の告白が届かなかった。

山城はくるみをベッドに組み敷いた。
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