❤️お前に惚れた~極道の一途すぎる愛
胸の膨らみにキスを落とす。

「いや、今日はやめてください」

「身体は正直だな」

腰から太腿に触れた。

「お前の身体は俺を欲しがってるじゃないか」

くるみは背中をそり返して、感じていた。

そして、つい我妻のことが脳裏をよぎると、我妻の名前を口にしてしまった。

「ああ、我妻さん」

その瞬間、その場の空気が凍りついた。

山城のくるみを抱く手が止まった。

くるみはハッと気づいた。

我妻さんの名前を口にしてしまった、しかも山城さんに抱いてもらっているこの瞬間に……
「ごめんなさい、私……」

山城の顔がみるみるうちに怒りの表情に変わった。

そして、山城はくるみの首を思いっきり絞めた。

「苦しい、山城さん、ごめんなさい」

くるみの顔から血の気が引いた。

山城は自分のしていることに気づいて、くるみの首から手を離した。

「ゲホッ、う、ゲホッ」

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