❤️お前に惚れた~極道の一途すぎる愛
「私のことより、ご自分のこと考えてください」

我妻は手を伸ばして、ひとみの手を引き寄せた。

ひとみは我妻の身体に倒れ込む体制になった。

「力也さん、皆さんいらっしゃいますから」

そう言って、我妻から離れようとした。

しかし、我妻はひとみをさらに抱きしめた。

先生と看護師は気を利かせて、病室から出た。
「ひとみ」

我妻はひとみの唇にキスをした。
その頃、山城はひとみが気になっていた。

そこへ、我妻組若頭側近結城が病室に現れた。

「てめえ、結城」

「俺のことは覚えているんだな」

「何をふざけたこと言ってやがる」

「我妻組姐さんのことは知らねえって言ったそうじゃないか」

ひとみは結城に相談していた。

「結城さん、山城さんの記憶から私は消えているみたいなんです」

「そうですか、自分が様子を見てきますよ」

「お願いします」

「若頭の意識が戻ったので、姐さんはもう山城には近づかない方がよろしいかと思います」
< 94 / 146 >

この作品をシェア

pagetop