あなたに愛されたい…青い空から舞う桜…
☆☆☆☆☆孝雄の思い

まったく!俺からの電話くらい取れよ!!!

もうすぐ両親の結婚記念日だ。出来たら桜の予定に合わせてやりたいが、俺も親父も現役の医者だからそうはいかない。

なんとかその日だけでも家族で過ごしたい。

だか桜はすぐに理由をつけて無理だと言ってくる。

俺もここ数年ゆっくりあってない、まさか彼氏とか??

いきなり彼氏なんて連れてきたら許さないぞ!俺の大切な妹…

大切な…

血のつながりのない妹…

大切なことには変わりない。

連絡くらいしろよ!!

もう少し時間に余裕があれば、アパートへ行けるが…

そういえば桜のアパートは??

そんな大事なことを…大切だと言っておきながら…ダメだろう…


桜とゆっくり話がしたいな…いつから…

今度こそしっかり捕まえてやる、絶対に!

どうして俺はこの気持ちに気づいてしまったのだろう…

家族でなければ…

考えてもしかたない、ただ出来ることは桜を大切にするだけだ。
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