◇Clown Act◇⇧



「はは、心を利用するって……そういう意味?」


「は?」


「そうやって変なこと言って、私を惑わせようとしてるんでしょ?」




口車に乗るな。



こいつは演技をしているんだ。



"心を利用するピエロ"



若松先輩にも言われたじゃないか。



うかつに信じるなって。




「ホントにキミはバカだね。ゲームをするんだもん腹の探り合いなんてあって当然じゃないか。視野が狭くて呆れるヨ」


「う、うるさい!ズルいのはいやなくせに、人の心は簡単に利用するんだ!」


「そりゃ利用するだろ。意思のある者同士利害が発生するのは仕方ないことサ。けどボクが利用しようとしてるのはキミの想像するような狡猾なものじゃない」


「は……?わかるように説明してよ」


「キミみたいな子には実際に体感してもらうのが一番だと思うから口頭で説明は却下。メンドクサイ」


「アンタねぇ!」




なにが言いたいのかまったく分からなかった。



私がバカなだけなんだろうけど、それにしてもイースの言い分は自己完結されすぎている。



真意がまったく見えない。



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