◇Clown Act◇⇧
体の側面がビリビリと痺れる感覚に襲われた。
それが潜在的な警告だと知るにはあまりに遅かった。
数秒、頭上で流れるイッツアスモールワールドが大波となって鼓膜を激しく揺さぶる。
視線を転じたその先にいたものは
制服を真っ赤に染めてこちらに走ってくる男子生徒。
あまりに突然のことにその場にいる誰もが固まった。
ただひとつ視認できたことがある。
猛進してくる男子生徒が、刃物を握り締めているということ。
理解したときには、すでに振り下ろされていて
鋭利な刃が
私の指を3本切り落とした。