◇Clown Act◇⇧



「おめでとう、祥。そして残念デシタ」




左手の薬指めがけてスルリとそれは通される。




「ボクと出会ったことを生涯をかけて後悔するといい。トモダチなんかで納得しない面倒なピエロは、一生キミのものになるんだ。手放そうものなら殺してやる。覚悟しておけよ」




イースはうっとりとしながら、私に脅迫まがいの言葉を紡いでいく。



指の付け根に硬いものが触れた。



しっかりとはめられた、美しくきらめくリング。






「キミのそばにいられるのなら、道化だってかまわない」







深紅のペイントに包まれたくちびるが、私の薬指にくちづけた。



それは忠誠という表現なんかじゃ物足りないくらいの



重く、深い、執着の誓いのようで───





イースが私の手を離した、その瞬間だった





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