身代わり少女は、闇夜の帝王の愛に溺れる。
「おはよう、日和。よく眠れた?」



「か、一葉さん……⁉」



何やってんの、この人は⁉



どういうわけか、いつからこんな状況になっていたのか。



ベッドに仰向けになっている私の上から、何故か一葉さんがおおいかぶさっていた。



それも朝から。



小鳥がチュンチュンとさえずる声が、窓の外から聞こえてくる爽やかな朝から!



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