りんご


朝ご飯を食べて、真新しい新品の制服に袖を通し、付け始めたばかりのコンタクトを入れ、少し気合いを入れて家をでた。





学校までの道のりは、すごく緊張した。期待と不安でいっぱいだった。







学校に着きクラス分けが張りだしてあったので目をやった。





「桜井、桜井・・・あっ!あった!」



あたしは5組かあ〜。誰か知り合い居ないかな?




あたしは、名簿を見直した。




「久保?」




あのひとかっ!




久保とは入学前に知り合いからこの学校に来ると言って紹介された人だった。







「でも、話したことないしなあ〜。知り合い居ないか。」






ガックリしてあたしは、1年5組へと向かった。
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