彼は推しと瓜二つ
男「杉山さんは、さっき“双子”って言ってたけど、どうしてそう思ったんですか?」

音「それは……、」

音は順を追って、そう考えるに至った理由を話す。

男「……そっかぁぁ………完全に俺の失策だな………」


男はベンチの背に大きくもたれかかり、手で顔を覆った


音「…って事は、本当に……」


音は男に問いただすのではなく、独り言のように呟いた

男はもたれかかっていた背中を起こし、音の方を向いた



男「………はい。
杉山さんの予想通り、MITSUKIは双子が替わりながらやっています…。」
< 30 / 57 >

この作品をシェア

pagetop