彼は推しと瓜二つ
白川「杉山さんは、友達にMITSUKIファンだという話はしても、秘密の事も、トイレ前で会った事さえも言わなかったらしい。
雅之の言ってた通り、本当に誠実で、何も心配する必要が無い人なんじゃないかな。良かったな。」
光之「良かったな、じゃないだろ……。杉山さんを試すような事するなんて……。
カナエを利用したり、わざわざする様な事でもないだろ。」
白川「わざわざ仕組んだわけじゃないさ。
ナインティーンは前からお前とKEIの連載を望んでくれていたし、今回の編集部の方達との会食は前から決まっていたんだ。
お前が引き受けるかが悩みどころで、MITSUKIがダメなら他のメンバーにする予定もあったたけど、今回の杉山さんの件があったから、それを利用してMITSUKIの連載を確定させたってわけだよ。
杉山さんがナインティーンに縁があるあったからこそ出来た事だし、やっかい事をついでに解決出来ればと思ったんだ。」
光之「……ほんと、仕事のできるマネージャーだな…」
白川「担当のタレントからそう言ってもらえるのは光栄だな。」
光之「でも、もし杉山さんがカナエ達に俺らの事を言ってしまっていたらどうするんだよ。
カナエにはKEIとの共演を持ちかけたとしても、秘密を守ってくれるかどうか…。」
白川「そこは大丈夫だよ。
カナエの方には、『MITSUKIのありもしない情報をネットで言い広めて、虚言や妄言を吐く人がいる。
それが知人である杉山音という人の可能性が高く、事務所としても対策を取りたいから確証を取ってきて欲しい』
と伝えたんだ。
杉山さんの事は妬んでる部分もあったみたいだし、意気込んでやってくれたよ。」
光之「……けど、杉山さんを悪者扱いするなんて……。」
白川「ちゃんと、カナエには人違いだったんだろうと言っておいたさ。
それに、元はと言えば杉山さんを巻き込んだのはお前らのせいなんだから、他に良い方法があったなら教えて欲しいくらいだ。
でも杉山さんは大丈夫そうだし、バレたのが良識あるファンで本当に運が良かったよ。」
光之は、白川の言葉に言い返す事ができず、黙り込んでしまう
白川「じゃあ家まで送っていくから。もう帰るぞ。」
光之は表情を曇らせたまま、白川の後を付いて部屋を出る
雅之の言ってた通り、本当に誠実で、何も心配する必要が無い人なんじゃないかな。良かったな。」
光之「良かったな、じゃないだろ……。杉山さんを試すような事するなんて……。
カナエを利用したり、わざわざする様な事でもないだろ。」
白川「わざわざ仕組んだわけじゃないさ。
ナインティーンは前からお前とKEIの連載を望んでくれていたし、今回の編集部の方達との会食は前から決まっていたんだ。
お前が引き受けるかが悩みどころで、MITSUKIがダメなら他のメンバーにする予定もあったたけど、今回の杉山さんの件があったから、それを利用してMITSUKIの連載を確定させたってわけだよ。
杉山さんがナインティーンに縁があるあったからこそ出来た事だし、やっかい事をついでに解決出来ればと思ったんだ。」
光之「……ほんと、仕事のできるマネージャーだな…」
白川「担当のタレントからそう言ってもらえるのは光栄だな。」
光之「でも、もし杉山さんがカナエ達に俺らの事を言ってしまっていたらどうするんだよ。
カナエにはKEIとの共演を持ちかけたとしても、秘密を守ってくれるかどうか…。」
白川「そこは大丈夫だよ。
カナエの方には、『MITSUKIのありもしない情報をネットで言い広めて、虚言や妄言を吐く人がいる。
それが知人である杉山音という人の可能性が高く、事務所としても対策を取りたいから確証を取ってきて欲しい』
と伝えたんだ。
杉山さんの事は妬んでる部分もあったみたいだし、意気込んでやってくれたよ。」
光之「……けど、杉山さんを悪者扱いするなんて……。」
白川「ちゃんと、カナエには人違いだったんだろうと言っておいたさ。
それに、元はと言えば杉山さんを巻き込んだのはお前らのせいなんだから、他に良い方法があったなら教えて欲しいくらいだ。
でも杉山さんは大丈夫そうだし、バレたのが良識あるファンで本当に運が良かったよ。」
光之は、白川の言葉に言い返す事ができず、黙り込んでしまう
白川「じゃあ家まで送っていくから。もう帰るぞ。」
光之は表情を曇らせたまま、白川の後を付いて部屋を出る