【続】ハーフ☆ブラザー 突然出てきた弟に溺愛されてます!
言った唇が頬に触れて、優しくて甘い吐息が、耳もとにかかる。

「ね、だから……いいよね……?」

つっ……と、大地の人差し指が私の鎖骨の間を抜けて、下がった。
触れそうで触れない指の行方がせつなくて、思わず大地の首の後ろに腕をまわした。

「……もっと、ちゃんと……あんたの全部で、私に触れて……」

大地はくすぐったそうに身をよじり、私の頭を抱えこみながら頬を傾けた───言葉よりも、身体で伝えられる想いがあると、いわんばかりに。



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