【完結】君じゃ勃たないと振られたら、俺なら勃つと突然に。
「ちょっと、蒼紫! なにすんの!?」
「俺はお前に興奮しまくるんだが?」
「ひゃ!?」
蒼紫の強い力で、コタツに入っていた下半身が引っ張り出されて黃美子の上にのしかかる。
「な、なに言ってんの!?」
「鈍感バカはお前だよ。俺がずっとずっと……お前のことだけ見てたってわかんねーの?」
「え……」
押し倒されて、蒼紫の熱っぽい目で見つめられ、動揺してしまう。
桃樹とは正反対のやんちゃスポーツタイプの蒼紫だが、背は高く顔は整っていて桃樹と同じくイケメンだ。
でも……男として見ていなかった。
でも……今、その蒼紫が男に見える。
「お前が幸せになるんだったら……って姉貴になるんだって思おうと我慢してたけどさ」
「あ……蒼紫……」
「もう無理。クソ兄貴とも縁切る……」
「……蒼紫……」
「……同じようなDNAなのに、なんで兄貴なんだよ……」
「……あお……」
「俺なら、ばちくそ勃つけど? ……このまま無茶苦茶にしてやりたいよ」
蒼紫は、そう言いながら覆いかぶさった身体を戻してコタツに座りなおす。
黃美子は倒れたままだ。